インフルエンザや新型コロナウイルスが感染拡大すると活躍するのが、感染管理認定看護師になります。感染管理認定看護師は、このような感染症に関する専門的な知識と技術を兼ね揃えており、感染拡大防止の観点からも非常に重要な役割を果たしています。また、この職業は、日本看護協会が認定する教育機関で教育を受け、感染症に関する知識や技術を身につけたあと、認定審査で合格した人が就いています。活動内容は、医療関連感染サーベイランスの実践、院内感染を防止するための取り組み、感染予防策の案を出して実行する、院内研修などがあげられます。なかなかこの仕事は知られてはいませんが、私たちの命を守るために陰で大いに活躍をしているのです。
また、新型コロナウイルス感染拡大以前は、冬の時期に流行るインフルエンザの感染拡大防止に努めることが主な役割でしたが、新型コロナウイルス感染拡大後は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に関する業務がメインとなっています。患者の面倒をみるのはもちろんのこと、院内感染を防ぐことに力を注いでいます。患者にはもちろんのこと、病院内において、大変重要な役割を果たしています。新型コロナウイルス感染拡大以前は、比較的業務が少ない職業であったのですが、拡大後はなくてはならない存在になっており、東京オリンピックを開催することができたり、海外よりも感染者や死者が少なかったのも感染管理認定看護師のおかげでもあるのです。